宿題をしない、忘れた、進まない、やる気が出ない…。
宿題をめぐる問題は、子育てにおける永遠のテーマです。
そこで、第6回マイラビインスタライブでは、宿題にまつわる困り事やその対処法について、監修の宇野里砂先生に具体的にお話しいただきました。
子どもが宿題をつらいと感じるタイミングは、大きく分けて3つあります。
①宿題前
②宿題中
③宿題後・その他
それぞれ問題は異なり、その対処法もさまざまです。
ただ、共通していえることがあります。
★全部に対処しようと頑張りすぎないこと
★対処できそうなことを、まず1つやってみること
あれもこれも頑張ろうとすると、親も子も疲れてしまいます。
「これならできるかな」と思えるものを1つだけ選んで頑張ってみます。
それができたらもう1つ、そしてできたらもう1つ…と、少しずつできることを増やしていくと、親も子も自信がつきます。
それでは、「宿題がつらい」タイミングと、それぞれの具体的な対処法を見てみましょう。
宿題に取りかかる前の困り事は次の通りです。
・何が宿題かがわからない
・連絡帳の文字が読めない
・宿題プリントの持ち帰りを忘れる
★対処法
☑連絡帳やランドセルにメモや付箋を貼る
☑学校の先生に相談して、ひと声かけてもらう
書字が苦手で何を書いているかわからない子どもには、筆箱や連絡帳に「丁寧に書こう」などの目標を明記しておくとよいでしょう。
しかし、毎日同じものを見続けていると、頭や視界から消え去ってしまうのが現実です。
そこで、学校の先生に相談し、気をつけて見てもらうようにするとよいでしょう。
連絡帳を見て書き忘れをチェックしてもらったり、「○○を持って帰ろう」と声をけてもらったり。
配慮をお願いしておきましょう。
その他の宿題前の困り事を見てみましょう。
・なかなか取りかかれない
・遊びから切り替えられない
★対処法
☑宿題をする時間を決める
☑「すること」の順番を決める
宿題を毎日のルーティンにはめ込んでしまうのがいちばんです。
学校から帰ってきたら、「手洗い」→「おやつ」→「宿題」→「ゲーム」→「夕食」…というふうに、やることの順番を決めてしまいましょう。
時間は前後してもかまいません。
順番を決めてしまうと、子どもは案外受け入れて実行するものです。
その通りにできたら「グッジョブ!」など確実なほめ言葉を使ってほめてあげましょう。
以上が「宿題前」の困り事と対処法です。
「これならできそう」という方法、ヒントになりそうな方法はありましたか?
次回は、「宿題中」「その他」の困り事について紹介します。
より具体的な対処法をご紹介しますのでお楽しみに!
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