第6回マイラビインスタライブより、宿題にまつわる困り事への対処法第2弾です。
監修の宇野里砂先生による具体的な対処法を、ぜひご参考ください!
前回の第1弾では、宿題をつらいと感じるタイミングには
①宿題前 ②宿題中 ③宿題後 ④その他
と大きく4つあるとお伝えしました。
今回は、②~④について紹介します。
宿題をしている最中の困り事は次の通りです。
・問題文の意味がわからない
・作文や文章を書けない
★対処法
☑問題文では「何を問われているか」だけ一緒に見てあげる
☑作文は「何を書くか」だけ付き合う
文章題の問題では、「式を立てる→計算する→答えを出す」ことはできるけれど、「何を問われているか」がわからない子どもが多くいます。
そこで、一緒に問いの内容だけ見てあげるといいでしょう。
作文も、文章は書けるけれど「何を書けばいいか」がわからない子どもが多いです。
例えば「運動会」がテーマの場合、「運動会の何を書くのか」「どこから手をつければよいのか」がわかりません。
そんなときは「何がいちばん楽しかった?」「いちばん活躍できたのは何?」など質問形式で会話を進め、書く内容を絞ってあげるとよいでしょう。
宿題中の困り事にはほかにもあります。
・いつも親がそばにいることを望む
・間違っていないかどうか、常に不安がる
・すぐに気が散る
★対処法
☑宿題の目標や分量を先生に相談する
宿題中、わからないことがあるたびに「どうしたらいいの?」と親を呼んだり、「合ってる?」「間違ってない?」としきりと確認したりする子どもがいます。
また、すぐに気が散って手が止まってしまう子どももいます。
これは、子どもの知的能力や学力の問題ではなく、その子の発達の特性や、一人で成し遂げることが難しい性格などが理由です。
宿題は何のためにするのか目的がわからなかったり、分量がその子に合っていないという問題もあるので、先生に相談するとよいでしょう。
分量を調整するとスムーズにこなせ、それが自信につながって、一人でできるようになるケースもあります。
宿題中には、次のような困り事もあります。
・字が汚い
・何度も書き直す
・書き直しているうちに嫌になる
★対処法
☑書き直しの回数を減らす、決める
子どもの中には、花丸が欲しくて何度も書き直すタイプ、きれいな字でないことに納得できず書き直したくなるというタイプがいます。
また、本当に字が乱雑で、保護者が書き直しを求める場合もあります。
いずれの場合も、親子で話し合って書き直しの回数を決めるとよいでしょう。
例えば「書き直しは2回」というルールを決めたら、それを先生に伝えておくとよいでしょう。
前回の最初にお伝えしたように、すべての対処法をクリアしようと頑張るのは無理です。
大人の忍耐がもちません。
まずは1つだけ、でできそうな対処法を見つけて実践してみてください。
その1つができると、親子で自信ができるので、次の1つ、その次の1つ…と、少しずつできることが増えていきます。
「次はこれをやってみようか」「こんな工夫はどう?」と親子で話し合って、秘策を見つけていってくださいね
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