「第3回マイラビインスタライブ」レポート第3弾は、「気温と湿度」問題です。
雨の日は気温や湿度の変化が大きく、うまく対応できない子どもがいます。
そんなお子さまにはどう接したらいいか。
監修の宇野里砂(リサ)先生からアドバイスをいただきました。
子どもは気温や湿度の変化に無頓着です。
特に、遊びに夢中になったり好きなことに集中したりすると、「暑い」「寒い」を実感しにくくなります。
そのため、「暑くなったら脱ぐ」「寒くなったら着る」など、衣服の脱ぎ着で体温を調節するといった、大人が自然にしていることができません。
その結果、暑いのに水分をとらず体調を崩したり、身体が冷え切って風邪を引いたりすることがよくあります。
子どもが暑さ・寒さを感して対処するようになるには、ふだんから大人が見本を見せてあげることが大切です。
例えば、気温が上がり始めたときに、「ちょっと暑くなってきたね」「じゃあ、一枚脱ごうかな」と言いながら実際に上着を脱ぐ動作を見せたり、反対に、気温が下がり始めたときに、「寒くなってきたね」「ちょっとこれを着ようかしら」と話しながら上着を羽織る様子を見せたりするといいでしょう。
「やって見せる」ことを繰り返すことで、子どもは方法を覚え、自然とできるようになります。
ただ、ひとつ気をつけたいのは、言葉の使い方です。
例えば、「寒くなってきたから、服を着てちょうだい」「暑いから、脱いでちょうだい」という表現はNGです。
この表現だと、子どもは「お母さんやお父さんにために着なければならないのか」と思ってしまうからです。
あくまでも、お子さま本人のためであることを認識させることが大切です。
「あなたが風邪をひかないために」「あなたの体調管理のために」脱ぎ着するということを理解させ、自分自身のためであることを認識できるような声かけをしましょう。
梅雨の夜は蒸し暑かったり肌寒かったりで、なかなか快適な室温や湿度になりません。
そのため、ぐっすり眠れないことが多く、翌朝イライラしたりグズグズ言ったりする子どもが多いようです。
そのイライラやグズグズを解消するには、どうしたらいいでしょうか。
いちばんの解決策は「生活リズムを崩さない」ことです。
平日に寝不足が続いたので休日はたっぷり寝させてあげたいと思いますが、休日に起床時間を遅くするのはNGです。
生活リズムがくるい、週明けにまた学校が始まったときに、負担が大きくなってしまいます。
また、熟睡できなかった翌朝のグズグズに対しては、
①朝ごはんを食べやすいものにしてあげる
②「早くして」「さっさとしなさい」と言わない
などで乗り切りましょう。
梅雨に限らず、朝は忙しいので、「早くしなさい」と言いがちです。
でも、そこばぐっと我慢、我慢です。
どうしても言いたくなったときは、トイレに行くなどしてその場から離れ、クールダウンしましょう。
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