「第2回マイラビインスタライブ」(4月24日開催)では、保護者の方からさまざまな質問をいただきました。
今回は、その質問に対する宇野里砂先生(リサ先生)からの回答を紹介します。
発達障害やグレーゾーンの子どもの気になる様子について、対応の仕方のヒントが詰まっています。ぜひお読みください♪
※「後編」は5月8日にアップします。あわせてご覧ください。
「苦手な教科があるようですが、なかなか教えてくれません。
どうすればいいですか?」
子どもは、好きなものや得意なことについては、たくさん話します。
いったん話し始めると、止まらないくらいです。
でも、話題が嫌いなものや苦手なことになると、一気にトーンダウンして話さなくなります。
これは、「言葉にしにくい」という発達障害の子どもの特徴の一つといえます。
お子さまが苦手に思っていることを聞き出して何とか対処してあげたいという気持ちはわかりますが、子どもはうまく言葉で表すことができません。
そこで、聞き出すのではなく、お子さまが少しつらそうにしていること気づいたときに、担任の先生に相談するとよいでしょう。
ただ、それは、先生に「苦手なことをさせないでほしい」というお願いではありません。
先生から見て子どもが「苦手そうだな」と感じたときに、「頑張ってるね!」「その調子!」とひと声かけてほしいというお願いです。
子どもは、先生からひと声かけてもらうだけで、元気が出てやる気がわくからです。
「子どもの希望で一緒に登校し、給食を食べ終わるまで付き添っています。
どのタイミングでやめればいいですか?」
学校に行くのに勇気が足りなかったり、給食に苦手感があったりする子どもは、保護者の方の付き添いがあると、安心して登校できます。
リサ先生によると、「医師の立場から言うと、子どもが自分から『もう来なくていい』と言うまでは付き添うのが理想的」だそうです。
しかし、「学校の状況や家庭の事情などを考えると、その状態になるまで付き添うのは難しい」とも。
そこで、保護者の方から見て「調子がよくなってきたので、少し頑張れそうかな」と感じたときに、お子さまと話し合いするとよいでしょう。
例えば「来週の○曜日から付き添いはなしにするね」「給食の時間の前に帰るね」などと話し、先の見通しを持たせてあげるようにしましょう。
そのとき、お子さまが「絶対に無理!」という態度を示したら、時期尚早ということで、そのまま付き添いを続けましょう。
一方、それほどかたくなな態度ではなく、「ええ~」「どうしよう~」といった、まんざらでもない雰囲気だったら、少し背中を押してあげるとよいでしょう。
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