春休みに入り、お子さまの「ダラダラ生活」に頭をかかえていらっしゃる保護者の方も多いのではないでしょうか。
特に発達障害の子どもは、ダラダラに加えてイライラが募ります。
そこで今回は、3月12日(火)に開催されたマイラビインスタライブで、リサ(宇野里砂)先生が話された、生活リズムの整え方について紹介します。
リサ先生が、実際に診察の場で話されていることなので、ぜひご参考ください!
学校があるときは、発達障害の子どもも規則正しい生活を送ることができます。
時間割をベースに「次は何をするのか」を理解し、見通しをもって生活できるからです。
しかし、長い休みに入ると「次にすること」がわからなくなり、生活のリズムが崩れます。
先の見通しがもてず不安を感じ、イライラするようになります。
では、生活リズムの乱れと不安を解消するにはどうすればいいのでしょうか。
答えは簡単です。
「時間割」をつくればいいのです。
「時間割をつくる」といっても、しっかりしたタイムスケジュールでなくて大丈夫です。
きっちり決めてしまうと、親も子も負担に感じるので、無理のない程度でつくりましょう。
内容は内容は、「朝ごはん」「歯みがき」「ゲーム」「おふろ」など、毎日することでOKです。
生活習慣を基本にリストアップし、「何時に」「何をするのか」を決めていきましょう。
決めるときは、家族でみんなで話し合う「家族会議」を開くといいでしょう。
ただ、「あれもあるでしょ。」「これはどうするの?」とあれこれ質問したり、「こうしたら?」「あれはやめよう。」と強制したりするのはNGです。
発達障害の子どもは、自分の思いを言葉で表すのが苦手で、たくさん話しかけられるとが混乱してしまいます。
混乱するとかんしゃくを起こしてしまいます。一つひとつゆっくり一緒に考えていきましょう。
また、「マイ時間割」をつくる際に、大切なポイントが2つあります。
大切なポイントの1つは、必ずお子さまに決めさせることです。
保護者の方の要望を押し付けたり、指示したりするのでなく、お子さま自身が決める、または、選ぶことが大切です。
なぜなら、子どもは自分で決めたことは守るからです。
もう1つは、決めたことを「見える化」することです。
「何時に」「何をするのか」がひと目でわかるように、時間と行動を、文字やイラストを使って紙にかきましょう。
目につくところに貼っておけば、自然と意識するようになり、習慣へとつながります。
ふだんの学校生活の様子から、発達障害の子どもも「すること」をルーティン化することで、規則正しい生活が送れることがわかっています。
無理のないルーティン化で子どもたちが見通しをもって生活できるように、そっとサポートしてあげましょう。
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