今年もまた梅雨の季節が近づいてきました。
大人も憂鬱な梅雨を、発達障害のお子さまとどう乗り切るか。
これもまた課題の1つですよね。
そこで、今回は、5月22日(水)に開催された「第3回マイラビインスタライブ」から、監修の宇野里砂(リサ)先生のアドバイスをご紹介します。
第1弾は、外遊びができない時の対処法です♪
雨の日が続くと、ちょっとしたことでもトラブルに発展してしまいます。
原因はさまざまなイライラになりますが、いちばんは外遊びができないことではないでしょうか。
その対応の仕方は、お子さまのタイプによって違うようです。
ふだん外遊びが多い子どもは、室内での遊び方がわかりません。
そのため、「退屈だ~」「ひまだ~」と言って、つまらなさそうにします。
それが少しずつ積み重なって、イライラするようになるのです。
そんなお子さまには、あらかじめ雨の日の室内の遊び方を決めておくとよいでしょう。
お絵描きをしたり、ぬり絵をしたり、折り紙をしたり、本読みをしたり、トランプ遊びをしたり。
また、簡単な手作りゲームをするのも楽しそうです。(手作りゲームのアイディアは後日お知らせします♪)
事前に先生と話をして、学校に持っていっても大丈夫なものを用意しておくとよいでしょう。
ふだんから室内遊びが多い子どもの反応は、大きく2つに分かれます。
1つは、雨が降って教室にたくさんの友だちがいるのを「うれしい」と思う子ども。
もう1つは、教室に人が多くて「うるさくてイヤだ」と感じる子どもです。
「うれしい」と思うことも「イヤだ」と感じることも、お子さまの素直な気持ちなので、間違ったことではありません。
その気持ちを否定せず、話をじっくり聞いてあげて「そんな日もあるよね~」と肯定的にフォローしてあげるようにしましょう。
雨に日は、ちょっとしたことでケンカやトラブルが増えます。
そのため、先生も「やめなさい!」と言って注意する場面が多くなります。
子どもの中には、そうした場面を見聞きするのがとても苦手な子がいます。
自分が注意されているのではなくても、人が注意される様子を見て、「あの先生が怖い」「学校へ行くのが怖い」と感じるのです。
いくら「あなたのことを注意しているんじゃないよ」と話しても、お子さまの不安はぬぐえないようです。
そんなときは、じっくりお子さまの話を聞いてあげるに限ります。
ひと通り話を聞いたうえで、「そういう気持ちを話してくれてありがとう」「そんな中で頑張っているのを知っているよ」「応援しているよ」と話しかけてあげてください。
そうすることで、お子さまの緊張と不安が和らいでいくでしょう。
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