• お知らせ

〈教えて リサ先生〉
第6回インスタライブレポ②
「宿題がつらいときは?」
番外編

連絡帳の書き方がいいかげん!

【お悩み】
連絡帳がきちんと書けません。
例えば、漢字の宿題なら「漢字ドリル」しか書いてなく、何ページをするのかわからい状態です。
どうすればいいですか?

板書は難易度の高い作業!

板書は、何気ない作業に見えますが、実は子どもにとって難易度の高い作業なのです。
その流れを追ってみると―。

黒板の所定の場所を見る
→書いてあることを覚える
→ノートの書く場所を探す
→書く内容を思い出す
→文字や漢字を思い出す
→決まったスペースに書き込む

になります。
ただ、書き込んでいる間に漢字がわからなくなって、上記の繰り返しになります。
これを限られた時間に終わらせなければならないので、子どもにとってはハードルが高い作業です。
また、連絡帳を書くのは、たいてい学校の終わりの時間です。
先生が急かさなくても、子ども自身が「早くこれを書いて、さよならして…」など気持ちがはやります。
そのため、大事なことを書きもらしたり、字が乱雑になったりするのです。

このような場合、まず親子で落ち着いて失敗しない方法を考えましょう。
完璧を求めず、何か1つでも失敗しなくなったら、ほめてあげましょう。
そして、学校の先生にも「そこ書き忘れているよ」など声をかけてもらうよう伝えておくとよいでしょう。

「自分学習」に時間がかかる!

【お悩み】
「自分学習」に苦労しています。
テーマを決めたり調べたりするのに、とても時間がかかります。
いい方法はありませんか。

身近なところに視点を向けて

「自分学習」「自主学習」は、自分でテーマを決めてやる宿題です。
学校によって、ある程度枠が決まっていたり、まったく自由だったりさまざまです。
自由な場合は、普段の親子の会話から切り口を探すとよいでしょう。
例えば、夏、歩いているときにセミの鳴き声が聞こえてきたら「セミの声っていろいろあるね。セミにも種類があるのかな? 調べてみようか」―
秋、どんぐりを見つけたら、「これとそれとは形が違うね。ほかにどんな形があるのかな。調べてみる?」―
また、キッチン用品のスポンジを見て、「これ、何でできていると思う? ちょっと調べてみない?」―
などです。
テーマは科学的、学習的でなくても大丈夫です。
身近なものに興味をもって、そこから考えていくことができればよいでしょう。
親子の対話から、子どもが興味を持ちそうなものを切り取って、ヒントにしてみましょう。