- マイラビ通信
4月24日に開催された「第2回マイラビインスタライブ」の「質問コーナー」の後編です。
前編とあわせて、宇野里砂(リサ)先生のアドバイスをぜひご参考いただければと思います♪
※質問➊➋は「前編」(5月7日アップ)をご覧ください!
「宿題をなかなかやりません。
でも、やらずに登校するのはイヤなようで、夜や朝に大騒ぎになり、困っています。
どうすればいいですか?」
宿題の困り事は、ほぼすべてのご家庭に共通する悩みといえます。
子どもは、宿題をするのはイヤだと思いながらも、やらなければいけないことはわかっています。
そのため、いったんは「後でやる」といってその場をやり過ごしますが、結局、夜眠くなってできず、朝起きて「宿題ができていない!」とじたばたします。
それを見て保護者の方が「昨日の夜、やるって言ったじゃないの!」と言い、それを聞いてお子さまが「イヤー!」と言って大騒ぎになるというパターンがよく見られます。
そうは言っても、子どもは先生に「宿題ができていません」と言ったり、先生から「どうしてできていないの?」と聞かれたりするのがイヤなので、宿題をせずに登校するという選択もできず、ますます困った事態に陥ります。
宿題の目的は、その日学習した内容を振り返って練習することです。
そのため、家庭ではある程度子どもが一人ですんなりと取り組める量…、つまり負担感を感じずにこなせる量であることが大事です。
お子さまの様子を見て、量的に負担に感じているようなら、先生に相談して「半分ぐらい」など一定量に減らしてみてはどうでしょうか。
負担感のない量に調整できれば、後はきちんとこなせるように取り組む時間を決めましょう。
その場合、「○時~○時」という時刻を設定するのではなく、「晩ごはんの後」「テレビとおふろの間」といった具合に、生活の流れの順番枠に埋め込むのがポイントです。
一日の流れの中で無理のない量をこなすことができれば、ルーティン化し、「宿題をやらない」問題は少しずつ解消の方向に向かいます。
「クラスの雰囲気や様子が気になるようで、登校をしぶることがあります。」
「先生が怖い」という子どもは、一定数います。
その子が叱られているわけではなく、クラスメートが注意されている様子を見てつらく思ったり、反応したりする子どもです。
といっても、先生が理不尽な叱り方をしているわけではないですし、先生に「他の児童を注意しないでほしい」とはいえませんので、根本的に解決するのは難しいといえます。
そこで、先生にお子さまの性格や状況を伝えて、先生が他の児童を注意した後に、目配せをするなどして「大丈夫だよ」と言ってもらえるように伝えておくとよいでしょう。
それだけで、子どもの不安感が減ります。
一方、クラスがザワザワしているときに一緒に乗っかってハイテンションになる子どももいます。
お子さまがそのようなタイプの場合も先生に事情を説明し、テンションが上がり過ぎないように環境調整してもらうとよいでしょう。