- マイラビ通信
発達障害の子どもは、読むこと・書くこと・身体を動かすことが苦手です。
その原因の1つに「見る力」(視覚機能=目のはたらき)が弱いことがあげられます。
ただ、「見る力」はトレーニングすれば、少しずつ改善に向かいます。
今回は、家庭で気軽にできるトレーニングの例をいくつか紹介します。
気になる方は取り組んでみてはいかがでしょうか。
「見る力」をきたえるトレーニングは「ビジョン・トレーニング」と呼ばれます。
トレーニングを始めてすぐに効果や変化が現れるわけではありませんが、毎日続けると少しずつ「見る力」が養われ、学習や生活に必要な情報処理や目の動きがうまく調整できるようになります。
勉強に取り組む前や合い間にできるトレーニングです。
最初は、保護者の方と一緒にやりましょう。
慣れてきたら、一人でやってみるよう促してみましょう。
親子で楽しく体を動かしてみましょう。
ランダムに書かれた1~20までの数字を、順に見つけていきます。
離れた場所にあるものを素早くさがし出すトレーニングです。
たまご→ひよこ→にわとりの順に、ゴールまで進みます。
目的のものを順に追っていくトレーニングです。
ものの見え方は人によって異なり、他の人と比べたることもできないため、「見る力」が弱くても、本人も保護者も気づかないこともよくあります。
また、読み・書き・運動がうまく行えない様子が気になっても、単に「勉強や運動が苦手な子ども」「不器用な子ども」として捉えられ、そのままにされるケースも少なくありません。
しかし、早めに対処し、適切なトレーニングを始めることができれば、困りごとは改善されていきます。
ふだんのお子さまの様子を見て、下記のような様子(例)が見られないか、確認しておくとよいでしょう。