- マイラビ通信
お子さまの特性がさまざまなように、学習面のつまずきポイントも人それぞれです。たとえば、同じ問題を解くにしても、図解がたくさんあったほうが理解しやすいお子さまもいれば、シンプルな紙面のほうが集中できてよいというお子さまもいます。学習を習慣化することを目指すマイラビでは、毎日続けやすいように、一人ひとりの特性に合わせた支援を選ぶことができます。今回は、そんなマイラビの国語教材について詳しくご紹介します。
マイラビのスタンダードタイプの国語教材は、誰にでも読みやすく使いやすい、バリアフリーな紙面になるよう、さまざまな工夫がされています。
お子さまに読む力を身につけてほしいとき、さまざまな文章に触れられるようにすることが大切ですが、読むことそのものに苦手意識があり、なかなか難しいというお子さまもいらっしゃいます。読むのが苦手と思う理由として、「長い文を読んでいる間に、どの場所を読んでいるかわからなくなる」「行を読み飛ばしてしまう」などがあげられます。
マイラビの国語教材では、行間を広く取ることで、読んでいる部分を見失ったり、間違って次の文を読んだりしないように工夫されています。また、問題の間に薄く罫線が引いてあるので、問題の区切りもわかりやすくなっています。
お子さまのちょっとしたつまずきを解消する工夫は、解答欄にもあります。問題を理解して解くことができても、答えを書くときに解答欄の中に収めることができないと、それが小さなストレスにつながります。
マイラビの国語の解答欄は、書き込みがしやすいように、およそ30mm角の方眼を使用しています。小学2年生のお子さまが国語の授業で使うことの多い12マスノートの方眼サイズがおよそ18mm角ですから、それより10mm以上大きいサイズの方眼になります。
また、文字を書くときの基準位置がわかりやすいように、自由記述などを除いて、解答欄には十字リーダーが入っています。
A、B、Cタイプ、あるいはAとB、AとCを組み合わせた支援をお選びいただくと、基本のスタンダードタイプのプリントに、お子さまの特性に合わせた支援をつけることができます。それぞれの支援の工夫について紹介します。
文字を書く行為には、手本を正しく認識すること(視覚認知)や書かれた文字を正確に書き写すこと(視覚―運動協応)といった「見る力」が密接にかかわっています。文字の細かいところが見えていなかったり、線と線の位置関係が把握できていなかったりすると、お子さまが書きたいと思っている文字と実際に書いた文字が違う形になることがあります。
Aタイプをお選びいただくと、「書くこと」に困りごとがあるお子さまのへの支援を追加することができます。Aタイプの国語教材には、文字の形を正しく捉えて書けるように、始点が示してあり、なぞり書きができるようになっています。
文章を読んで意味を理解しようとするとき、言葉の意味や性質を考える力や、語彙の知識、また、言語情報から推理する力が求められます。こうした言葉を理解する力が弱いと、言葉と文脈の関係を読み解いたり、言葉を組み合わせて文を作ったり、自分の考えを端的に表現したりすることに苦手意識をもつ場合があります。
Bタイプをお選びいただくと、「言葉の理解」に対する困りごとがあるお子さまへの支援を付け加えることができます。イラストや写真、あるいはチャートや下線など、言葉以外の視覚情報を付け足すことで、言葉の意味や文脈を読み取り、理解することをサポートします。
宿題や課題に取り組むとき、その学習内容を読み取ることや問題の法則などを推測することが苦手なお子さまもいらっしゃいます。こうしたお子さまの場合、文章題では登場人物の気持ちや場面を読み取ることや提示された条件を用いた問題の解き方がわからないことがあります。
Cタイプをお選びいただくと、「見て考える」「推理して考える」ことに困りごとがあるお子さまへの支援を付け加えることができます。国語教材では、図やイラスト、色分けに加え、手順やルールなどがわかりにくい問題には、適宜ヒントが追加されています。
なかには「書くこと」「見て考えること」など、複数の困りごとのあるお子さまもいらっしゃいます。マイラビでは、単体で支援タイプをお選びいただけるほか、A+B支援、A+C支援のように支援を組み合わせて、お子さまに合った支援の教材にすることができます。
国語での学びは、丁寧な言葉の使い方や意見の伝え方など、社会生活を送るうえで大切な「ソーシャルスキル」につながります。一人ひとりの特性に合わせた支援で、小さなつまずきを解消し、マイラビで楽しく国語の学習を進めていただければと思います。