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「やること」手順表

発達に特性を持つ子どもは、見通しが立たないと不安になります。
不安になると、勉強や活動に集中できなかったり、取り組めなかったりします。
学校生活の中で、毎日決まった流れがあるものは、文字やイラストで示した手順表を渡しておくと安心です。

暗黙のルールがわからない?

学校生活においては、活動ごとに一定のルールや約束事があります。
多くの子どもは、それらを暗黙の了解のうえ、活動に取り組んだり友だちと関わったりしますが、発達に特性を持つ子どもは、ワーキングメモリーが十分に機能しないことから、なかなか覚えることができません。
そこで、覚えきるまでは、一つひとつ確認しながら取り組むようにしましょう。
自分でいつでも何度も確認できるように、流れやルールを示した手順表を持たせておくと安心です。
手順表は、クリアファイルに入れたり、パウチしたりして、長く使えるようにするとよいでしょう。

朝、学校に行ったらすること

登校時のルーティンは、だいたい決まっています。
登校から授業の始まりの流れを「見える化」しましょう。
➊朝の挨拶をする
➋上履きに履きかえ、靴を下駄箱に入れる
❸自分の席に行く
❹宿題と連絡帳を先生に渡す
➎ランドセルの中のものを机の中に入れる
➏ランドセルを片付ける
❼名札をつける
➑自分の席につく(いすに座る)
➒教科書・ノート・筆箱を机の上に出す
 

授業が終わってからすること

授業が終わって下校するまでの流れも「見える化」しておくと安心です。
➊教科書・ノート・筆箱をランドセルに入れる
➋机の中に忘れ物がないか確かめる
❸名札を外して片付ける
❹忘れ物がないか確かめる(ランドセル、水筒、上着など)
➎いすを机の下に入れる
➏帰りの挨拶をする

「やること」は学校に合わせて

上で紹介した「やること」の項目や順序は例です。
学校の様子やお子さまの行動などに合わせてつくってみましょう。
親子で話し合いながらつくると、お子さまもイメージしやすくなり、定着も早まります。